休業中に仕事のあり方を妄想する

もう1か月、本屋の仕事は休業してます。

おかげさまで、文章を書いたりできる時間ができてありがたいです。

もっと、本を読んだり違うことをする予定だったのだけど。

思いがけず、家のことが割り込んできたので。

(詳しくは「中古物件+リノベを考える」で)

意外とここに割く時間が……無い。

 

接客業は、リモートワークというわけにはいきませんが、レジがセルフになったらいいなと本気で思います。

そうしたら、もっと違うことに時間を使えるのに。

本屋で働きだしてから、あまり他の本屋さんに行くことが無くなったので、他店さんは分からないですが。

セルフなお店もあるのでしょうかね。

 

うちのお店は、コロナ以前だと、通常平日で1日平均800人、繁忙期で1500人以上のお客さんが、レジを通ります。

海外のお客さんもいらっしゃいますが、たぶん全体の3割程度かなと。

この海外の方は別としても、日本人に対しては、セルフにしてくれーーー。

別に私は社員でも何でもないので、そんな意見は通りませんが。

 

8時間労働中、実に4時間はレジ業務をしています。

レジをするか、本の納品や品出しや返品、発注などの業務をするか。

レジor業務なんですけどね。

本屋さんてラクそうに見えるかもしれませんが、意外とハードです。

毎日入荷してくる、夥しい数の新刊の雑誌と本。

更に、売れたら発注して入荷する本。

何十箱の段ボールを、女の細腕で運び、開けて仕分けして売り場に出していく。

人数も2人、多くて3人で。

 

で、まあ。

レジが混めば、レジに入らないといけません。

毎日毎日、なんとか業務を終わらせる状況でした。

 

でも、私たちが本当にしなければいけない仕事とは何なのか?

これをいつも考えるのですが。

それは売り場作りなんじゃないの……と。

どうやって、どの本を売るかを考えるのが一番大事なのでは。

 

残念ながら、あまりその余裕はありません。

他の本屋さんでは分かりませんが、うちは基本的に担当スタッフにどう売っていくかの全権を任されます。

それはそれで、好きにさせてもらえるので楽しいです。

ただ、日々の業務に追われ過ぎて、新しく何かを生み出すことが困難で。

店長さんによっては(2年に1回変わる)支持を出してくれる人もいますが。

基本的に知らんぷりですね。誰の店なんだ、あはは。

 

だから、ただ商品を並べただけなお店になってるなって、いつも思います。

本当は嫌なんだけど……。

 

そんな感じなので。

レジ業務が無くなったらどれだけの時間が生み出せるだろうって考えちゃいます。

基本的にセルフでお願いします!って言いたい!!

困ったときは呼んでください、外国の方や免税する方は呼んでください、

にしたら、どれだけ良いか……。

 

と書いていたら、6月からお店は再開するようです。

なにはともあれ、仕事ができるってありがたいことです。

コロナを機に、本屋さんの働き方も変わればいいのに……と妄想してしまいました。